
2009年9月22日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母
某国の牛黄の買い占めのお陰で、世界的に原料が一時的に枯渇したため、牛黄が暴騰して既に半年以上が経過したが、勘の鋭い女性薬剤師の機転で昨年来、今年に入っても超値上がりする寸前まで、一般常識的な値上がりの段階でも諦めずに仕入れて、しっかり備蓄していたお陰で、かろうじて今月まで、ほとんど旧価格のまま提供することが可能だった。
多種類の漢方薬類の中でも、麝香とともに、最も重要な地位を占める牛黄を長期間使用されている肺腺癌による脳転移を生じていた人達(現在2名とも脳転移は完全に消滅している)。膵臓癌で余命を宣告されていた人達。胆管癌が再発した人や転移のある人達。食道癌が気管支に浸潤していた人。悪性リンパ腫のステージ4だった人達。慢性リンパ性白血病の人達など、各種血液癌の人達。
それゆえ、常々、村田漢方堂薬局では比較的多量の流通であるものの、旧価格のまま提供できていたものが、とうとう今月でほとんど枯渇して来たために、急遽、昨日、久しぶりに牛黄の製造メーカーに仕入れを依頼することとなった。
よくぞここまで低価格を維持して来たものだと、そんな薬局さんはいませんよと、各メーカーさんには、感心されるやら、呆れられるやら(苦笑。
ところが、ここ半年間の相場は、既に先刻承知のこととはいえ、これまで販売していた価格をはるかに上回る仕入れ値段。このため、まことにやるせないことに、来月からは、一気に値上げせざるをえない。
相場が下がれば、直ぐに値下げするつもりなのだが、枯渇していた牛黄も最近は次第に流通量がかなり回復して来たというのに、まだまだ当分の間は値下がりしそうもないというのだから、実に癪に障る。
命のやり取りをしている人達のために、できるだけ安価にと心がけていても、「そうは問屋が卸さない」というのだから、実に腹立たしい。
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2009年9月22日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母