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さきほど同業の某薬剤師さんからご報告があったばかりだが、数ヶ月前からご相談を受けていた。
こちらでは過去僅か2名ながら、経験例があったので血行を改善する適切な漢方薬ばかりでなく、ビタミンD前駆物質が含まれるキノコ系の中草薬に出来る限り大量のイオン化カルシウムを併用することこそ重要であろうことをアドバイスしていた。
過去(20年前?)地元の高校生が同じ病気で、血行改善する能力のあるキノコ系統の中草薬とともにイオン化カルシウムの併用だけで、手術を宣告されていたものが、比較的短期間で骨が完全に再生して手術を免れ、根治した実例がある。
とはいえ、いとも簡単に根治しただけに、ご両親が医師の診断名として大腿骨頭壊死を言われていたが、もしかしてペルテス病ではなかったのかと今になって疑いたくなる気持ちがないでもないが、専門的にはどうなのか、医者でもない身では知る由もない。
また和漢薬誌357号 1983年2月には、イオン化カルシウムを主体に大柴胡湯など、その人の体質に応じた方剤とともに服用してもらって、大腿骨頭壊死の手術後の骨が崩れずに極めて経過良好の話を、率先してご自身が手記を書かれ、和漢薬誌に載せて欲しいというたっての依頼で、当時の社長さんに無理をお願いして掲載してもらっている。
翻って今回の薬剤師の同業者の大腿骨頭壊死の根治例はしっかりとした診断とともに治癒していく過程をメールでご報告頂いており、ほんの三ヶ月の連用で速治例としては素晴らしい結果であった。
だから上記の高校生の例でも、まったく後遺症を残さず根治されていることと併せて考えれば、大腿骨頭壊死に対する適切な漢方薬や中草薬とともにイオン化カルシウムの併用こそ、再現性のある治療方法として期待できるかもしれないと思うのである。

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